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2017-01-03 セキュリティニュースまとめ

2017 年 11 月の Forever 21 小売店からカード情報漏えい: POS システム上にマルウェア、意図したカード情報暗号化が正常処理されずカード情報がログから漏えい

  • 元記事 www.darkreading.com
  • 参照されている過去の記事
  • Forever 21 で顧客情報漏えい: 2017 年 3 月から 2017 年 10 月の間に支払いに利用されたカードの情報が漏えいした可能性があるという問題www.darkreading.com
  • Forever 21 の公式発表 Forever 21
    • 2017-11-14 に公表したインシデントについての詳細情報
    • サードパーティのクレジットモニタリング機関からカード情報への不正なアクセスの可能性を通知され調査したところ、2015 年に導入したトークン化処理と暗号化処理が正常に機能せず、マルウェアに感染した POS のログ処理装置から情報が漏れたとみられる」
    • マルウェアが異なる複数の店舗の一部の POS システムにインストールされていた
      • マルウェアのインストールが確認された期間: 2017-04-03 から 2017-11-18 まで、対象 POS 装置によって感染期間はまちまち
  • 影響を受けたカードは実店舗で使われたカード類でオンラインストアで使用されたカードには影響なし
  • 「ダークネットで販売すればカネになることから小売店はサイバー犯罪で狙われやすい。POS システムのセキュリティ対策に本腰を入れなければならない。アンチウイルスソフト、FW だけでなく脅威をプロアクティブに検出する対策を導入しなければならないだろう」

Intel の CPU の設計上の脆弱性「Meltdown」および「Spectre」、全 WindowsLinux および Intel 86-64 ハードウェアを利用する 64-bit MacOS システム、一部の ARM チップセット利用デバイスに影響

  • 元記事1 www.theregister.co.uk
  • 元記事 1 を参照した日本語の記事 gigazine.net
  • 元記事 2 www.zdnet.com

  • Intel 社製 CPU に 10 年来の脆弱性カーネルメモリの内容が漏えいする問題

  • Linux および Windows についてパッチが提供されているが導入するとパフォーマンスが犠牲に
  • マイクロコードによる修正は不可、OS のソフトウェアレベルでの対応か根本的な対応ハードウェアの再設計が必要

対策

記事の修正

  • 2017-01-04「KAISER」は本脆弱性通名でなく本事象の修正パッチを指すためタイトルおよび内容の説明部分を変更
  • 2017-01-04 影響を受けるデバイスの種類として ARM を追記
  • 2017-01-04 1995 年から影響があったという元記事 2 の内容から、影響を受けた年数を 10 年から 22 年に修正